【誰でも出来る!】サーフボードのリペアをDIYでやってみよう!

SURF

こんにちは

 

 

どーもOkayanです!

 

 

サーフィンをやっていたら、知らぬ間にサーフボードにキズが付いていたり

クラッシュしてボードを壊してしまいます。

 

 

あれ?いつの間に!

 

 

みたいな事って絶対あるんですよね~

 

 

サーフボードは非常に繊細で壊れやすい事は皆さんご存知でしょうから、大切に扱っているはず。

 

 

いざキズを見つけたり、クラッシュしてしまったらショップに預けて直してもらったり、リペアテープで応急処置をすると思います。

 

 

ショップに預けて直してもらえれば、確実ですが、

リペアテープを貼ったまま使い続けると、フォームに海水が浸透してサーフボードがダメになっちゃいます!

 

 

フォームがエグれている程の重傷は厳しいですが、小傷などの簡単なリペアなら

 

 

簡単に自分で出来るんです!

 

 

自分で直せばより一層ボードに対する愛着が湧きますし、リペアキットも売ってて手軽に出来るので、是非小さな傷はDIYでリペアしてみましょう!

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傷ついたボードを使っているとどうなる?

 

傷ついたボードを使い続けていると、たとえ小さな傷でもそこから水が染み込んでいきます。

 

フォームに水が染み込むと、黄色く変色したりフォームが痩せて陥没したり、強度が落ちて最悪の場合折れてしまいます。

 

 

サーフボードを点検していて、傷があるなーと思ったら、指先で傷を触ってみて下さい。

 

 

 

指で触ってみて、爪が引っかかる様な傷だった場合はリペアが必要です。

 

目安として、表面のキズを触ってみて

爪が引っかからない程度でしたらセーフです

 

 

サーフボードはとても繊細なので、ちょっと当たっただけでも傷が付きますので

丁寧に取り扱い、地面に置く時や車に乗せる時もそーっと優しく置いてください。

 

 

もし海の中で傷を発見したら、すぐに上がってサーフィンしたい気持ちを抑え、そのボードは使わない様にして下さい。

 

 

どーしても使う場合はリペアテープを貼って応急処置をしましょう。

 

 

リペアテープを貼ってサーフィンを続けた後は、サーフボードを乾かす為に

すぐにリペアテープを剥がして乾かす様にして下さい。

 

 

リペアテープを貼ったままだと、フォームが吸い込んだ水の逃げ口が塞がれてしまい、

 

サーフボードが重くなる上にどんどんダメージが進行して行きます。

 

 

爪が引っかからない程度のキズでも、ダメなこともあるので

これはやばいかな~?ってキズを見つけたらリペアしておきましょう

リペアをする時はしっかりボードを乾かそう!

 

それではさっそくここからリペアの手順を書いてみます。

 

サーフボードの傷を発見したら、前項にも書いたように、使わずに乾かしましょう!

 

海から帰って来たら、ボードケースから出してサーフボードだけの状態にし、風通しが良いところなどで3日〜1週間ぐらいの期間置けば大丈夫かと思います。

 

 

乾かす期間が短いと、フォームに水分が残ったままとなり、剥離や変色の原因になりますのでしっかりと時間をかけて乾かしておいて下さい。

 

 

乾かしている間にリペアキットを持っていない方はショップで買うなり、ネットで 注文するなどして用意しておいてくださいね!

 

 

僕はツールス(TOOLS)のリペアキットを使っていますので、今回はツールスのリペアキットを使って記事を書いています。

これ↓

 

キズをマスキングテープでピックアップする

しっかり時間を置いてボードを乾かしたら、いよいよリペアに取り掛かります。

 

 

まずはサーフボードを細かくチェックして、キズのある箇所をピックアップしていきます。

 

 

次にキズがある箇所を忘れないようにマスキングテープでしるしをつけていきます。

 

 

1箇所しかない場合はテープでしるしをつける必要はありませんが、

複数個所ある場合はリペアを始める時に見落とす可能性があるので、マスキングテープ等でしっかりマーキングしてください。

 

サンドペーパーで足付けをしてく

 

 

キズをマーキングできたら、次にサンドペーパーを使って足付けしていきます。

 

 

足付けとは、ツルツルとしたサーフボードの表面にサンドペーパーでわざと細かいキズを付ける工程です。

 

 

キズが小さい場合でも、基本的には足付けをしっかり行ってください。

 

 

足付けをしないでリペアした場合、サーフボード表面のツルツルした状態でレジンがうまく馴染まずに

せっかく補修したレジンがポロっと取れてしまう可能性があります。

 

足付けとは??

例えばツルツルとした凹凸のない壁だと当然人間は登れませんが、

 

デコボコとしていて、手足でしっかり踏ん張れる壁だと登っていけますよね?

 

 

上の例えを当てはめて言うと、サンドペーパーで細かいキズを付ける(壁にデコボコを作る)ことで、

レジンがしっかりと馴染む(踏ん張れる)ようになります。

 

 

これがサンドペーパー↓

サンドペーパーは数字が小さいほど目が粗く、数字が大きくなるほど目が細かくなります。

 

 

サンドペーパーの目が粗ければ大きなキズで深く付き、細かいサンドペーパーは小さなキズが浅く付きます。

 

 

上記写真のP80というのがサンドペーパーの番号です。

 

 

ツールスのリペアキットには

P80、P120、P220、P600

の4種類のサンドパーパーが入っているので、キズの深さに応じて使い分けていきます。

 

 

僕は足付けの時、基本的にP120かP220を使っています。

 

が大きかったり、深い場合はP80を足付けで使うこともあります。

 

 

先ほどマスキングテープでマーキングしたキズ周りをサンドペーパーで擦ります。

 

 

キズをするようにすれば、広い範囲をすることはないので、キズを優しくするような感覚で行ってください。

 

 

ここで気をつけなければいけないのが、あまり力を入れすぎないこと、

 

 

力が入るとレジンをこすりすぎてしまうかもしれないので、注意しながら擦ってください。

 

 

足付けなので、ガッツリ擦る必要もなく、軽く擦ってやる感じで行ってください。だいたいサーフボードのツヤが無くなっていれば問題ないです。

 

ファイバークロスを足付けした大きさより少し大きめにカットする

しっかりと足付けが出来たら、次はファイバークロスを準備します。

 

 

ファイバークロスをレジンの間に挟みこむことによってリペアしたところの強度を保ちます。

 

 

ファイバークロスにも厚みが色々種類がありますが、リペアする場合は4ozぐらいのもので大丈夫です。

 

 

キズよりも大きめにカットして、マスキングテープで止めていきます。

 

 

こんな感じ↓

マスキングテープの角は、隙間が出来ないように重ねて貼ってください。

 

マスキングテープが土手になってレジンがこの範囲より外に出ないような役割をしてくれます。

 

 

次はいよいよレジンを作って流していきます。

 

 

紙コップにレジンと効果材を混ぜ合わせてファイバークロスの上に塗っていく

まずレジンとは、簡単に言うとサーフボード表面の樹脂の事で、このレジンで表面を覆っています。

 

レジンは無色透明のものが一般的ですが、カスタムオーダーしたサーフボードなあんかですと、レジンに着色料を混ぜて色付けしてたりもします。

 

 

このレジンを付属の紙コップに使う分だけ出して、硬化剤を入れます。

 

 

補修するキズが1箇所であれば、紙コップの底から1cmから2cmぐらいのところまでレジンを入れて、硬化材を2~3滴入れて、割り箸や付属の木ベラで混ぜ合わせます。

 

 

混ぜる時に、気泡が入らないように優しく丁寧に混ぜる様に気をつけてください。

 

 

ボードに塗った後などに気泡が入っていれば、気泡の部分の強度が落ちます。

 

 

最悪の場合、気泡部分が割れてまた水が浸食して、せっかく直したのにまたすぐリペアやり直しになりますので、気泡が立たないように注意してください。

 

写真右上から時計回りに、クリアレジン、紙コップ、木ベラ、硬化剤

 

レジンが出来たらサーフボードに塗っていく

レジンが出来たら、先に貼り付けてあるファイバークロスに塗っていきましょう。

 

 

レジンを塗っていくと、ファイバークロスが透明に透けてくるので、透けて見えなくなるぐらい塗っておきましょう。

 

 

後でサンドペーパーで削っていきますので、つけすぎかな~?ぐらい塗っても大丈夫です。

 

 

そして、マスキングテープからはみ出さないように塗っていきましょう!

 

 

ここでも最重要なのは、気泡が入らないようにする事。

 

 

ここで気泡が入ったことに気がつかずに固めてしまうと、上記でも書いたようにすぐ割れたり水が浸食したりしてしまいます。

 

 

もし塗っている時に気泡が入ってしまったら、つまようじで気泡をつついて空気を抜いてください!←これ大事

 

 

しっかり塗れたら乾くのを待ちます。硬化剤を入れているので、おそらく2時間もあれば十分乾くと思いますが、僕はここで1日寝かせます。

 

様子を見て乾いているようなら次のステップに行きましょう。

サンドペーパーで仕上げのサンディングをしていく

レジンがしっかり乾いていたら、いよいよラストスパートです。

 

 

リペアで神経を使う作業は上記のレジン塗布とサンディングです。

 

 

サンディングで形を整えていきましょう。

 

 

平面ならリペアしていない周りと平らになるように、レールならレール形状に合わせて削っていきます。

 

 

削る作業のコツですが、手でペーパーを持つのではなく、あて板にペーパーなどを巻いて削っていくと、綺麗に仕上がります。

手元に当て板がなかった為、写真はリモコンですが(爆)

 

リモコンの代わりに四角い長方形型の板を当てて削ってみてください。手で削るとどうしてもデコボコになってしまうので当て板は重要です。

 

 

ちなみにリペアキットには当て板は入っていないので自分で用意する必要があります。

 

 

ホームセンターなどでも代用できる木の板が売ってますが、セルフでカットできるコーナーに行ってみると端材があったりしますので、運がよければ無料でゲットできますので、お近くのホームセンターの加工コーナーを覗いてみて下さい。

 

端材があったら店員さんに一言確認を取ってもらってくださいね!

 

 

使用するペーパーですが、80番から順に番数を上げていき整えます。

 

 

80番、120番、220番と削っていき、最終仕上げは耐水ペーパーのP600番を使って表面を綺麗に整えてください。

 

 

80番、120番、220番は水をつけずにそのまま削ってください。80番は目が粗く沢山削れるので、削りすぎには注意してください。

 

 

上記の3種類のペーパーでだいたい整形が出来てきたら、最後に耐水ペーパーを使います。

 

 

耐水ペーパーは必ず水をつけながら削ってください。

 

 

水をつけないときれいにできないですし、すぐにペーパーが目詰まりを起こして削れなくなります。

 

 

ボードに水をかけて、ペーパーはバケツなどに水を入れて、そこにつけながら使います。

 

 

水をつけてボードを削る→汚れてきたらバケツの水でペーパーを洗う→ボードを削る

 

 

この感じで最後の仕上げをしてください。

 

 

完全に整ったらこれで完成ですが、細かいキズが残っていたりします。気になる方はコンパウンドで磨いてみたり、仕上げ用のホットコート(キットとは別売りのレジン)を塗るなどしてキレイに磨いてあげてください。

 

 

仕上げ用ホットコートを使えば一番きれいに仕上がりますが、

コンパウンドで磨くだけでも十分にきれいに出来る上に

ホームセンターなどでも買えるので入手しやすいですから、出来ればコンパウンドも用意しておいてくださいね!

 

まとめ

いかがでしたか?

うまく伝えられない部分もあるかもしれませんが、リペアは意外と自分でも出来ちゃうんです!

 

 

リペアキットも楽天市場などで買えますのでまだ持っていない人はぜひゲットしておいてくださいね!

 

応急処置用にリペアテープも持っておくと安心ですよ~